「フジコ」地上波では放送できないイヤミスの世界はhuluで独占放送！あらすじ見どころまとめ

読後にどんよりとした、嫌な気分になってしまうミステリーのことを「イヤミス」と呼ぶのをご存知でしょうか？
「殺人鬼フジコの衝動」はそんな「イヤミス」の代名詞として人気を呼び、刊行から１年を経ずに50万部を記録した小説です。
huluではこの小説を原作として作成されたドラマ「フジコ」が独占配信されています。
独占配信をする理由は「地上波では放送できない」の一言につきるでしょう。
大衆のお茶の間には流せない、悲劇の連鎖から逃げるために人を殺し続けるフジコの生涯がグロテスクな演出で映像化されています。

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「フジコ」あらすじ

「フジコ」登場人物・主演・キャスト

◆フジコ（役：尾野真千子）

出典:hulu

大量殺人犯、そして主人公でもあるフジコを演じるのは尾野真千子さんです。
尾野真千子さんは出身地でもある奈良県で撮影された主演映画「殯の森」で、第60回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリを獲得した実力派俳優さんです。
今回は大量殺人犯という役のオファーがきて、一度はキャンセルをしようとしたそうなのですが、「フジコ」の脚本担当でもある高橋泉さんの脚本を観て出演を決めたそうです。

「フジコ」監督・制作スタッフ

「フジコ」の監督は「世にも奇妙な物語」を担当した村上正典さんと、「白い巨塔」「絶対零度～未解決事件特命捜査～」を担当した岩田和行さんです。
脚本は「凶悪」「ミュージアム」などを担当した高橋泉さんが担当されます。
まさにサイコホラー・サスペンスを得意とするメンバーが集結していますね。

「フジコ」見どころポイント

見どころポイント①尾野真千子さんの演技力

脚本のむごたらしさに一度は出演を断った尾野真千子さんですが、脚本担当の高橋泉が日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した映画「凶悪」(2013)を見て、挑戦してみようと考え直したそうです。

フジコには一切感情移入ができなかったものの、起伏の激しい役を全身全霊で演じきったという尾野真千子さんの演技ですが、その意気込みはドラマを見ているこちらにまで伝わるほどです。

見どころポイント②ばれなゃきいい

フジコが殺人を繰り返すようになった事の発端は、小学生のころにカナリアの死体をハサミでバラバラにして捨てた経験にあります。
その時に自分へ言い聞かせるようにつぶやいた「ばれなきゃいい」というセリフが彼女の人生を表す言葉となり、殺人を繰り返す要因になったのです。

ばれたくないという理由だけで死体を粉々に切り刻み、血まみれになるフジコの様子は狂気的と言わざるを得ません。

見どころポイント③ フジコは異常者？

ストーリーはフジコの人生を振り返るというものなのですが、死体を更にバラバラにして処理するシーンや、子供への虐待に思わず顔を歪めてしまうこともありました。
ですがフジコはやみくも無差別殺人を繰り返しているわけではないのです。
浮気や嘲笑、金の欲求が彼女の殺害意識を刺激し、その衝動で反抗に手を染めてしまいます。

そんな彼女を「可愛そうな人だ」と感じるのか？それとも「異常者だ」と感じるのか？
試写会後にもフジコに対して様々な反応があったそうです。

あなたはフジコに対して何を感じるのか、ぜひドラマを鑑賞してみてください。

「フジコ」まとめ

大量殺人犯の一生と聞いて「怖い」「気持ち悪い」という印象が始めに思い浮かぶかもしれませんが、安息の地を手に入れるために人を殺し続けるフジコが哀れになり、この女性はいつ幸せになるのだろうと最終話まで観続けてしまいます。
フジコは全6話なので、短期間で一気観することも可能ですよ！

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