「オクニョ 運命の女(ひと)」は、2016年に韓国で放送された全51話の長編時代劇。
日本では、2018年4月8日からNHK総合で毎週日曜の夜11時から放送されています。
16世紀後半の朝鮮王朝を舞台に、一人の女性がいくつもの困難に立ち向かいながら、懸命に生き抜く姿を描いた作品として、韓国では高い人気を博しています。
この記事では、「オクニョ 運命の女」のあらすじやネタバレ・見どころポイントをまとめました。
また、韓国時代劇に馴染みのない人でも分かりやすいように、独特の用語や時代背景についてもご紹介します。
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「オクニョ 運命の女」 あらすじ
「オクニョ 運命の女」 時代背景
「オクニョ 運命の女」の時代背景について、少し詳しく解説していきましょう。
ドラマに登場する明宗(ミョンジョン)は朝鮮王朝・第13代目の国王です。
在位期間は、1545~1567年。日本で言えば、室町時代末期・戦国時代の頃です。
明宗が誕生した1534年に織田信長も生まれたので、二人は同い年となります。

出典:公式サイト
明宗が国王に即位したのは、わずか11歳の時です。
朝鮮王朝では、国王が幼い時には、代わりに王族の最長老の女性が政治を取り仕切ることになっていました(垂簾聴政:すいれんちょうせい)。
そのため、明宗の母である文定(ムンジョン)王后が政治の一切を取り仕切ることになっていました。
文定王后は民衆にとっては、非常に苛烈な政治を行い、弟であるユン・ウォニョンら親族が重要な官位を独占していたのです。
明宗は成長とともに、文定王后の政治に反発し、王権の回復に努めていたのです。
「オクニョ 運命の女」では、主人公・オクニョは明宗と協力しつつ、民衆のために外知部(ウェジブ:弁護士)として活躍する姿が描かれています。
「オクニョ 運命の女」 用語説明

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「オクニョ 運命の女」に出てくる韓国ドラマ・時代劇でお馴染みの用語を一覧でご紹介します。
用語(読み方) | 説明(現代でイメージすると) |
大行首(テヘンス) | 商人集団の最高責任者(グループ企業の親会社・社長のよなもの) |
捕盗庁(ポドチョン) | 犯罪を取り締まる役所(警察庁) |
典獄署(チョノクソ) | 監獄を管理する役所(刑務所) |
外知部(ウェジブ) | 弁護士 |
大妃(テビ)・王后・王妃 | 国王の妻を王后(王妃)と呼び、先代の国王の妻を大妃と呼ぶ |
世子(セジャ) | 次の国王内定者(皇太子) |
「オクニョ 運命の女」 登場人物・主演・キャスト

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ドラマの主人公で、外知部(ウェジブ:弁護士)として活動する女性。典獄署(チョノクソ:監獄)で生まれ育ち、使用人として働きながら、囚人たちから幅広い知識や武芸を学ぶ。母の死の真相を探るなかで、その背後にある文定大妃(ムンジョンテビ)の存在に気づく。
平市署(ピョンシソ)の署長。オクニョの宿敵であるユン・ウォンニョンの側室の子供。自分と母を捨てた父ユン・ウォニョンに復讐心を持ち、オクニョと協力する。
朝鮮王朝第13代目の王。母の文定大妃の絶大な権力を背景に王位についたが、文定大妃の強権的な政治と対立する。王権を復活させるためにオクニョたちと協力する。
明宗の側近の高官。オクニョの師匠であるパク・テスの孫でもある。養父をユン・ウォニョンとユン・テウォンのせいでなくし、二人に復讐心を抱いている。
先々代の国王・中宗(チュンジョン)の三番目の妻で明宗の母。権謀術数の限りを尽くし、自分の息子に王位につかせた。明宗の即位後は、垂簾聴政(すいれんちょせい:幼い国王に代わって政治を取り仕切る)で過酷な政治を行った。
文定大妃の弟。オクニョの母とオクニョの師匠を殺害した。姉の絶大な権力を背景に、過酷な政治を行う。
「オクニョ 運命の女」 監督・制作スタッフ
監督: イ・ビョンフン(「ホジュン 宮廷医官への道」や「宮廷女官チャングムの誓い」、「イ・サン」などで知られる)
演出: イ・ビョンフン、チェ・ジョンギュ
「オクニョ 運命の女」 見どころポイント
見どころポイント① 母の死の真相を探るミステリードラマ!

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主人公オクニョは、監獄の中で生まれ育ち、母の顔を見たことがありません。
だからこそ、母の死の真相を追い求めていくのです。
母の死の真相を追う中で、文定大妃に代表される政治を牛耳る巨悪と対立していくことになります。
「オクニョ 運命の女」は、韓国時代劇らしい権謀術数渦巻く政治ドラマを中心としつつ、母の死の真相を追うミステリーの要素も含んだ作品です。
見どころポイント② 悪女・文定大妃の母としての愛と息子・明宗の葛藤に注目!

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文定大妃は、朝鮮王朝随一の悪女と言われていますが、「オクニョ 運命の女」の中では、息子を可愛いと思うあまりに、数々の陰謀を巡らせ、人を殺めることを厭わない女性として描かれています。
ただ、その一方で、自分が生んだ息子への愛情の深さも伺えます。
息子をどのような手段を用いても国王にしたい。すべては自分が生んだ子への愛情が原動力となっている姿も「オクニョ 運命の女」では描かれていました。
明宗は母の深い愛を理解しながらも、母の数々の陰謀・悪政と戦っていく姿にも注目してほしいですね。
見どころポイント③ チョン・ウンピョのコミカルな演技にも注目!

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韓国ドラマといえば、主人公の美男美女に目がいきがちですが、「トンイ」や「太陽を抱く月」など数々の作品でもお馴染みのチョン・ウンピョさんが出演します。
「オクニョ 運命の女」では、チョン・ウンピョさんはオクニョの養父であるチ・チョンドク役です。
チョン・ウンピョさんは、これまでコミカルな脇役としての出演が多く、「オクニョ 運命の女」でもその演技には注目ですね。
「オクニョ 運命の女」 まとめ
「オクニョ 運命の女」は現在NHK総合で毎週日曜・夜11時から放送されています。
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「オクニョ 運命の女」のほかに、数多くの韓国ドラマ・時代劇が配信されています。
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韓国ドラマ:「冬のソナタ」「彼女の神話」「相続者たち」「バーディーバディ」など
韓国時代劇:「ホジュン ~伝説の心医~」「華政」「花たちの戦い ~宮廷残酷史~」「インス大妃」など
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